排気ガス規制に浮かぶ思い
複雑な思いで納車が続きます
東京都の排気ガス規制により、思いもよらない車両の入替えが続いています。
入替えるのはそう簡単にはいきません。 大型トラック1台、1000万円以上はします。 当然、中小零細運輸業者ではこの高額な設備投資がすごく厳しい。 いきなり全部は変えられないので、少しずつ少しずつじわじわとやり繰りしながら対応しています。
そんな中、平成16年度最後の入替えです。 平成16年4月~平成17年3月の間で合計5台(保有車両45台中)の設備投資をしました。
最近、排気ガス規制により、予想外の設備投資を続けていると、もう少し違う物に投資した方が、リターンが大きいのではないかという衝動に駆られます。
1000万も10年後にはほとんど無価値。 その間稼ぐとは言っても、最後は20万前後で売れればラッキーか。 それも事故がなく使えたと言う条件付です。
また、ふとしたときに疑問がわきます。
「なぜ法律で使える車が条例で使えないのかなぁ」
「地球温暖化と言っているけど今年も雪はいっぱい降ったなぁ」
「車を作るメーカーがクリアできない規制をなぜそんなに急ぐのかなぁ」
「購入時には自動車税、重量税、取得税、自賠責、消費税、実際に走れば軽油引取税や道路公団への高速代、納税の塊なのに世の中の風は厳しいなぁ」
「昭和の時代より性能がアップしているのに、平成車はリコールが続くなぁ」
条例を守るため、排気ガス規制に振り回されるこの数年ですが、近頃よくテレビに映るホリエモンが、億のお金を動かす姿を見ていると「確かにお金がたくさんあるといいなぁ」と思います。
時代の変化に左右されない位のお金をいつかは振り回してみたいものですね。
2005年3月10日運送部