トラッククレーンで高速を
25tラフタークレーンは、自動車の種別でいうと「大型特殊自動車」になります。最高速度は50km/h出ないことや、様々な通行条件等があって高速道路を走れません。以前は「大型自動車」の仲間であるトラックレーンがあったので、高速道路上の仕事はトラッククレーンが活躍していました。しかし現在はラフタークレーンが主流となり、国内用のトラッククレーンは、ほぼ生産されていません。そこで高速道路上の仕事はトレーラーにラフタークレーンを載せて運びます。
高速道路では耐震補強工事や道路の維持管理等にクレーンを多用します。特に最近では法面の上部に茂る木の枝が伸びてしまい、作業に高さを求められます。そこで最低でも25tクラスのラフタークレーンが必要になります。
スマートフォンやAI等の普及で、ますます時代の流れが速くなる昨今。働き方改革もあって、移動時間の短縮化も必要不可欠になります。移動時間を短縮する高速道路が使えないラフタークレーンより、これからはトラッククレーンが見直されるかも知れません。
運転をするにもラフタークレーンは運転席の左側にブームがあって、左側や左前の死角が多い乗り物です。ドイツでは視界の確保された50tクラスのクレーンがアウトバーンを80km/h位で走っています。
最高速度も85km/h。このクレーンがオールテレーンなのかトラッククレーンなのかラフタークレーンなのか・・・
どのジャンルになるのかは微妙ですが、国産でも高速道路を走れるクレーンを販売してもらいたいと思います。
2019年9月30日総合