変動あり過ぎ
変動あり過ぎ
消費税が8%に増税されるための駆け込みなのか、3月の輸送量は23年間で初めての経験だった。自社のトラックやクレー ンの予定は早々に決まってしまい、それから先は協力し合う同業者に調整をするのだが、いつもの通りにはいかずトラックもクレーンも全く見つからないのでや りくりができない。結果的にお客様へ大変なご迷惑をかけてしまい、頭を痛める日々が続いた。
本来なら嬉しい悲鳴と言いたいところだが、自車両で出来る範囲に制限されるので、思ったよりも輸送量はこなせない。さらに高速を多用したり、燃料が高騰したりで普段よりも経費がかさむ。
平成初期なら人や車を増やして積極的な姿勢をみせる同業者がたくさんいたが、今はほとんど見かけない。バブル崩壊やリーマンショック等でデフレに何十年 も苦しみ、法律はますます厳罰化。この忙しさもきっと一過性だと何となく感じているのか、これだけ輸送量が増えても現状維持か減車すると言う仲間の声も耳 にする。
この駆け込み需要の反動が末恐ろしい。様々な日用品の買いだめをしたり、高価な商品を買い替えたり、この先、しばらくお店は閑散とするのだろうか・・・。
そして石油製品が4月から値上げラッシュ。
公共事業を増加した年度末に消費税を上げるのは、あまりいいタイミングではないと思う。このような急激な変動に対処するのは至難の業だ。
増税にはなっても、むかし京セラの稲盛さんが言っていた・・・・・
「必要な時に 必要なものを 必要な分だけ」
・・・・・そんな気持ちでどんな時にも振り回されないようにやろうと思う。
2014年3月13日総合