東日本巨大地震
東日本巨大地震
11日(金)に発生した地震で、翌日の12日(土)に送電線の機材を積載して「福島第二原発」に13tユニック車が緊急 出動した。この時点では「福島第一原発」の一号炉が爆発していた。行きは一般道で行ったが、帰りは広野インターから宇都宮インターまで高速道路が乗れた。 ただ橋のつなぎ目はかなりの段差がありスピードが出ていると危険だ。
13日(日)も「福島第二原発」の近くにある変電所に13tユニック車が機材を積載して出動。前日の話で高速道路が乗れることを知り、宇都宮インターか らいわき中央インターまで高速道路で行った。しばらく待機していたが「福島第一原発」の三号炉が爆発したので、念のため平田村付近まで離れた。その後、現 場から搬入の連絡が入り誘導されて富岡町で機材を降ろした。そして県道35号線(いわき浪江線)から国道288号線に入り、船引三春インターから宇都宮イ ンターまで高速道路で戻ってきた。
14日(月)は仙台市内の大手量販電気チェーンの店舗まで4tウイング車で飲料水を輸送。昨日の通り高速に乗ろうと矢板インターに行ったところ、「企業 の積載物の場合は高速は使えない」と職員に言われた。今日からなのか行政の許可が必要とのこと。不足している飲料水を仙台市内まで運ぶと言うのに、そんな 事を言っている場合じゃないのでは!・・・と思ったけど、あきらめて一般道、国道4号線で北上した。
矢板から仙台までは約7~8時間。途中、二本松市と福島市の間で土砂崩れのため迂回路になっていた。福島県は信号がついているが、宮城県に入るとほとん ど信号はついていない。交差点は注意が必要だ。また国道4号線も橋のつなぎ目が凸凹していてスピードが出ていると危ない。両県ともにコンビニもスタンドも お店は営業していない。食料と燃料は十分備えて行くことが必要。どうにか、店にたどり着き飲料水を無事に届けた。
まだ震災、津波、爆発等から数日。仙台市内はまだ行方不明者を探す警察や遺体を見つけて収容する救急車が見られる。
原発の状況も険しいし余震も続く。燃料もどこまで続くやら・・・。日本はどうなってしまったのか・・・。とにかく日々、自分たちのできることをやり続けるしかない。
電気のない仙台市内
めちゃくちゃな仙台市内
津波による被害は仙台市内にも
2011年3月13日運送部