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どこまで仕込めば・・・

どこまで仕込めば・・・

 「夢に出てきた」と隣接の地主さんが言った。
8年前に突然持ち上がった社内を横切る「日光杉並木保護のバイパス整備」。昨年、ようやく役所から本格的な動きがあり、今年に入って着々と計画を進めて いた。しかし近隣の皆様の協力があっての移転工事。先祖代々から大切にしてきた土地を手放すのは断腸の思いであると思う。当社としては既存の業務を継続す るために、バイパスでとられる分を隣接で取得するか、全面的に移転するかのどちらかを以前から役所にはお願いしていた。
そして隣接の方々の多大な協力により、土地の確保が決まった。この大規模な開発を進めるにあたり、創業者の友人でこれまでも当社の不動産関係の問題に親 身に相談にのってくれた方に全面的にコンサルをしてもらった。この方は偶然にも地主さんと同級生と言う間柄。また二人は学生時代から創業者のとても親しい 友人だった。
その地主さんは昔からその土地をネギやトマトやナス等の畑としてご夫婦で大切に管理されていた。畑は生きがいのひとつであったのだろうと思う。いくらバ イパス整備の関係とは言っても、同級生の創業者は25年も前に他界し会社はすでに世代交代。大切な土地を手放すことはハードな選択であると思う。
こちらの方も計画をいつまでも引き延ばせないので「土地取得の話」をコンサルの方にお願いし、その答えを待って決断をすることにした。
二人の話し合いの結果、数ヶ月前に譲っていただけることになった。その時の地主さんの話が・・・・・「夢に誠之助(創業者の名前)がでてきたんだ・・・・・」
25年以上も過ぎたのに、地主さんの夢にまで出てくるとは・・・。ありがたい限りではあるけれど「ここまで仕込んでいるのか?」と驚かされる。
このような様々な現実が絡み合い、やっと工事着工が目前に来た。これ以外にもいろいろな偶然が重なり驚きの連続があるのだけれど・・・・・。
それはまた次回の機会に!

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