２００７年７月に申請して２００８年１月～２００９年１２月まで安全性優良事業所の認定がされた。通称「Ｇマーク」と言 われている。運輸業界には広まっているが、相変わらず一般の人にはそれほど知られていない。認定されるとステッカーが送られてくるのでトラックに貼ってい る業者も多いが、当社では１台も貼っていない。２年ごとの更新で有効期間も記載されているため、その度にステッカーをきれいにはがして貼り返るのも煩わし いからだ。

　そして今年は更新のタイミングになった。２年に一度位は帳簿類を見直すのも大切なことだ。この申請のおかげで再確認でき ることもあるのでいいところも多いが、もう少しメリットが欲しい。例えば、協会からの助成金は３割多くもらえるとか、高速道路は大幅に割引くとか、重量税 が減税とか、トレーラーの緩和申請が延長になるとか・・・・・。
どうもこの「Gマーク」のプレミアがないのが悲しい。

　今年に入り輸送量が激減している。同業者から「仕事ないですか？」と言う電話も毎日たくさんある。これだけ物が動かないのだから景気も深刻だと思う。こんな時なのだからこそ「安全性優良事業所」には国からの助成をつけてもらいたい。安全にはお金がかかるのだ。

　その点、損害保険会社は割引制度がある。事故がなければ保険料が安くなる。本来はこの保険料を調べれば、その業者の安全性は一目瞭然。多分、Gマークを継続するよりも高い割引率を維持する方が至難の業だ。

　数日前、事務所の前に突然黒いクラウンが横付けされて、国会議員を連れた協会長と支部長がやってきた。「先生には助成金 でご活躍いただいた」みたいなことを話していたが、協会だってお金をたくさんかけている折角のGマーク。厳しいこの状況の助けになる「Gマークスペシャル 特典」をぜひ先生にお願いしてもらいたいものだ。