知る人ぞ知るGマーク?
知る人ぞ知るGマーク?
「Gマークって知ってますか? 安全性優良事業所認定証のことですが」……とお客様に聞いてみた……。
「聞いたことないなぁ……それより燃料高いのはわかるけど、あんまり上げないでよ」……とのこと。
昨年、社団法人全日本トラック協会の全国貨物自動車運送適正化事業実施機関(ながくて中国語みたいだが……)に申請し、「安全性優良事業所認定証」と認定された。
有効期間は平成20年1月1日~21年12月31日の2年間。
この「安全性優良事業所」という制度自体が世の中に知られていない。
栃木県の運輸業者(青ナンバー)が約1700社。 その内取得しているのが140社。1割以下だ。 栃木県トラック協会の会員800社でみても2割以下。
安全性を重視する行政関係には、会社がそれなりの管理がされている裏づけになるとは思う。
しかし、取引先やお客様には、残念なことに今のところ全く関係なし。 とにかくみんなよく知らないのでプレミアにはなっていない。
この「Gマーク」肝心の認定基準は大きく分けて3つ。
1. 安全性に対する法令の遵守状況 40点
2. 事故や違反の状況 40点
3. 安全性に対する取組の積極性 20点
(100点満点中、80点以上が認定となる)
規制緩和で参入が容易になった運輸業。その結果、競争が激化し事故が増加。 それを防ごうと、独自の制度を作ったもののいまひとつ認知度があがらない。
なかなか事故が減らないこの業界に、年々増える行政からのペナルティ。 こんなことなら過当競争を避けるために、参入時の条件を高くしてもらいたい。
あるお客様からはこんな一言。
「Gマークはよくわからないけど、安全に運ぶのが運輸会社の仕事なんじゃないですか?」……。
Gマークの効果はいつ出るのかなぁ……。
2008年3月12日運送部