25tラフタークレーン
25tラフタークレーン
平成5年に購入したタダノTR―250M(FX)も、13年が経過し、そろそろ第一線を退くことになりました。
当社のホームグラウンドは、日光や川俣や湯西川等、急勾配の険しい道が多い、主に山岳地域です。 市街地を走行するよりもエンジンやミッションに負担が多くかかるためか、エンジンは一度乗せ変えました。(関連記事[04年2月])
ミッションの方も最近、調子の方が今ひとつ。 この機械の課題であるテレビモニターも何度交換したかわかりません。 このところ作業中に画像が突然消えることも……。
そのようなことで、作業中の安全が保てないため、やむを得ず、新車を購入しました。
これまた厳しい設備投資。「いたたたぁ~」
この機械は納期が予想外にかかりましたが、現在の状況は……。
「今頼むと、来年の夏過ぎ頃の納車かも」……との話。
納期に9ヶ月以上はかかるそうです。話をもう少し聞いてみると……。
「1年間に25tラフターの、栃木県の割当が3~5台。支店(埼玉、群馬、 茨城、栃木)の割当が、4県で20台程度です」……とも。
2006年の、栃木県の年間割当台数の3台中、1台を購入したと思うと、と ても貴重な機械だと感じます。
国内の全メーカー(3社かな)をあわせても、25tラフタークレーンの年間生産台数は、250台くらいと言うことです。 47都道府県で割ると約5台。
納期も長く、生産台数も決まっているので、建設業の不況とは言っても、近々、25tラフタークレーンが貴重になるだろうと思います。 また、軽油の高騰やタイヤの高騰もあり、じわじわと単価にも影響しています。
これまでの単価では同業者が仕事を請けてくれなくなりました。 今シーズンの冬の山岳地域は、いろいろと苦戦しそうな予感です。
2006年11月10日重機部