あっという間に２年が過ぎた

　2019年に納車になった220tオールテレーンクレーンが、あっという間に車検とクレーン検査になりました。まずは洗車です。洗う面積も広いです。

　洗車を終えて工場に入れます。クレーンにはアウトリガが付いているのでリフト等を使わずに自力で上がるのは助かります。

　大きなタイヤが10本付いていて脱着だけでも一苦労です。そしてベンツ製のエンジンがクレーン用の上部と走行用の下部に合計で２つあります。１台で２個のエンジンの整備をするので時間もそれなりにかかります。

　最近はギアオイル等の油脂類が入荷しにくいので、各種オイルの入荷の確認後に交換作業に入ります。このような特殊な機械ですが、メーカー（タダノ製）のサービス体制がしっかりしていて部品や消耗品も無事に入荷しました。

　メーカーによってはエレメント等の消耗品を発注しても、入荷未定という回答があったりもします。自社で整備しているとクレーンやトラック等の各メーカーの違いがよくわかります。新車も含めて部品供給が不安定な時代なので、ますますメンテナンスのサービス体制の差がメーカーの力の差になるような気がします。

2022年1月31日修理工場