ツーペダル
先日、三菱ふそうトラック・バス(株)製の大型トラック「スーパーグレート」のデモ車がやってきた。
今回の目玉は何と言っても、全モデルが「ツーペダル」になったこと。ペダルはアクセルとブレーキだけ。クラッチペダルはない。AMT「ShiftPilot」と呼ぶらしい。
基本的にD(前進)・N(ニュートラル)・R(後退)3つのシフトで、変則は自動でしてくれる。試乗したのは7.7Lの381馬力。前の機種よりも排気量が減っているが馬力はほぼ同様。
早速、試乗。会社を左折して走り出したところ、これまでの感覚よりかなり出足が遅いので、後ろから来る車にも気を配り、やむを得ずアクセル全開!でもスピードはでない。少しヒヤヒヤする。
1500回転くらいでどんどんシフトアップしていくので、体感はこれまでよりかなり遅い。今回の試乗は空車なので、積んだらもっと遅いのかと不安もよぎる。走り出してしまえばターボチャージャーがビュンビュンきいて問題なし。室内も静かで運転席側のシートは乗り心地もいい。
ツーペダルになり、営業の担当者とも今後の購入についていろいろと話しはしているのだけれど、試乗した感じは「フィフティ・フィフティ」。
積雪の山道とか、ぬかるみの現場とかそれなりに走れるのか。マニュアルモードを使いこなせば同じなのかも知れないが、体験してみないとやはり心配だ。
車種にもよるが、新車の納期は1~2年以上待ちだ。この間に、ひと冬超えるので、仲間の声を聞いてみたいと思う。
何でも慣れてしまえば気にならないと思うが、大型トラックは高額な設備投資になるので、さすがの三菱好きでも今回は様子を見たい。
それと電子制御のミッションが故障したときの修理代も気になるところ。最近のエンジンやミッションは壊れると、修理ではなく一体で交換になるケースが増えてきた。
1年くらいは補償もあるかも知れないが、10年以上は大事に使いたい。10年に何度も部品代が数百万なんてことになったら大変!
新しいものは大好きだけれど、長期的な設備は慎重にしようと思う。
スーパーグレート試乗【https://youtu.be/8SfCeOzo1II】
2017年10月1日運送部