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混沌の2016年

9月のニュースに書いた2年前の監査結果の続きが11月にあった。
所定の拘束時間を超えたことと、休息を十分取らなかったこと等で、10日間、4tウイング車が使用停止になった。
10日間、使えなくなるトラックの日時については、ある程度の期間内で、なるべく仕事に支障が少ないような日時を調整してもらえた。

その後、呼び出し監査が12月にあった。その日時についても、こちらの都合を考慮してくれてありがたかった。
そして指定された帳票類を持って、初めて呼び出し監査を受けた。2名の職員が約2時間少々、監査をした。

特に当社が処分の対象になった連続運転時間や拘束時間について、細かくチェックを受けた。
その中で連続運転が4時間のタコグラフがあった。これについては4時間を基準にするのではなくて、3時間とか3時間半で30分以上の休憩を取るような余裕を持った運行をするように指導を受けた。

4時間を目標に走っていて、4時間でいつものサービスエリア等で休もうと思っていても、3時間半くらいで首都高速等の思わぬ渋滞にハマったりするとあっという間に4時間を超過してしまう。
予期せぬ渋滞等に遭遇して、この迫りくる4時間をどうしようかと考えて走っていること事態、これまた危ない。

このような制約をうけたトラックが増えたせいか、高速道路のサービスエリアはトラックでいっぱいの場所が多い。
停められずにサービスエリアの出入口の路肩にもあふれていることもある。不運にも停められず走ってしまうと連続運転時間と拘束時間をオーバーしてしまう。困ったものだ。
これからはサービスエリア内の駐車予約でもしてくれないと安心して走れないし休めない。

休息は継続8時間以上。半端に動き出してしまうと継続にならない。少しでも足りないと監査で指摘される。
連続運転も4時間を1分でも超えると指摘の対象だ。
これから運輸業界は大きく変わると思い知らされた2016年だった。

これぞプロフェショナル!【https://youtu.be/y0DIr4AOZOo】

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