日光杉並木
小学生になる前は日光杉並木の真下にある小さな平屋に住んでいた。杉並木を見上げているとムササビが飛んでいたり、引っかかった枝がいくつもあったりした。その後、日光杉並木から30m程離れた家に引越した。約25年間、日光杉並木と共に生活してきたと思う。台風が来るとギシギシきしむ杉の木が倒れないかを偵察に行った。現在は会社からすぐに日光杉並木は見えるが、バイパスが通り100mは離れたので、倒木の心配はしなくなった。
最近、この日光杉並木の倒れる本数が急に増えたと思う。以前から台風で数本は倒れていたが、台風に限らず、強風、雷、雪等でも予想外に倒れている。
日本で唯一特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受けているので、勝手に切ったり処分したりは当然できない。倒れたり倒れそうでないと手が付けられないようだ。
8月2日(日)に突風が吹き30本以上の倒木があった。国道も3日間の通行止め。幸い人命にかかわることはなかったが、倒れた杉の木に前後挟まれて出られなくなった乗用車等もいたようだ。
樹齢380年。現在の環境ではそろそろ寿命なのか。強風の度に倒木や引っかかっている太い枝が落ちてくる等の心配は尽きない。
いずれにしても、今ある日光杉並木を全体的に残していくのならば、杉の木にやさしい環境を早急に整えなくてはならないし、残さないと決めれば中が空洞の成長が見込めない劣化していく杉の木は倒れる前に切った方がいいと思う。
50tラフターは貴重品。【http://youtu.be/AIr7fmnp7AU】
2015年8月31日総合